十一坪の庭園
庭園
宿に隣接する十一坪の空地
ここに「庭園」を創りました
利用者様にとっても
地域にとっても
開かれた「庭園」
この場所が私たちに直接的な
利益を生む可能性はありません
開かれた「庭園」が
人や社会にどう活用されるのかが
見てみたくなったのです
莫大な時間とお金をかけた
私たちの社会実験
植栽
「庭園」には所狭しと20種類以上の植物が植えられています。季節によって異なる花や実がこの「庭園」を彩るでしょう。訪れる度に異なる表情を見せる日本の四季をこの十一坪の「庭園」で感じ取ることができます。
伝統
「庭園」のデザインは『和』そのもの。手前に手水鉢を配置して、体を清めて石のアプローチに沿って奥に進むという導線は日本の「茶道」の作法を踏襲したデザインです。椿や紅葉、灯籠など日本の伝統的な『和』の表現を「庭園」の各所でお楽しみいただけます。
地域と
環境への
約束
循環
この「庭園」では環境に配慮した『循環』型の工夫が各所に凝らされています。灯籠や瓦など資材は廃棄予定のものを再利用。また土も元々でこの場所にあったものを土壌改良して植栽をしました。土壌の中にも有機物や炭・藁などを加えることによって、水の循環を促進し、人間や生き物、また植物にも心地よい「庭園」を実現しました。
開放
「庭園」は利用者に楽しんでいただくために設計しておりますが、この地域を訪れる全ての生命に解放された庭です。基本姿勢として私たちは誰の侵入も拒みません。人間にも虫にも植物にもここが「開かれた場所」で共生できることを望んでいます。